人形遊びで得られる「よい効果」とは?ごっこ遊びが子どもの発育に与える影響
人形遊びは子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。今回は人形遊びが子どもにもたらすよい効果や人形遊びで成長を促すための「遊び方のポイント」について解説します◎
あわせて人形遊びに使える「つくるんです」のおすすめドールハウスをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
人形を使った「ごっこ遊び」は、子どもの発達によい影響がたくさん!
近年、子どもの人形遊びは他者の気持ちを理解する心や自分と他者との違いを認識する力、言葉の発達などに、たくさんのよい影響を与えることがわかってきました。そこでまずは人形を使った「ごっこ遊び」による子どもへの影響について解説します。
ちなみに、ここでは「マテル・インターナショナルとイギリスのカーディフ大学の共同研究」「パイロットインキ株式会社と慶應義塾大学の共同研究」「株式会社タカラトミーと特定非営利法人東京学芸大こども未来研究所による調査・研究」を参考にご紹介します!
共感力や協調性・社会性の向上
人形遊びを使った研究では、タブレットゲームよりも人形遊びの方が社会性を向上させる可能性があると指摘されています。また、子どもは人形が考えていることを共有しようとする研究結果が出ています。
さらに、人形遊びをたくさんしている子どもと、していない子どもの脳を測定したところ、たくさん人形遊びをしていた子どもの方が他者への思いやりを示す脳の活動が強く見られました!つまり、人形遊びをすることにより、子どもの共感力や協調性、社会性の向上が期待できるのです。
自己認識・他者認識能力の獲得
日本の着せ替え人形を使った調査では、ママの人形を持っている子どもの方が自分や他者のことを客観的に理解できる割合が高い傾向にありました。
また、赤ちゃんの人形を使った実験では、⾃分の⼼の動きと他者の⼼の動きが違うことを認識していることがわかり、人形遊びによって自分や自分以外の人(他者)を認識する力が養ったと考えられます。
発語の促進や言語能力の発達
母子による人形遊びとパズル遊びによる実験では、人形遊びの方が気持ちを表す発話が多く見られました。また、人形遊びの方が言葉をかける回数が多く、子どもが自発的に言葉を発することが報告されています。
質問に対する返答の実験では、母親を交えて人形で遊んだ子どもは長い文の質問も理解できているという結果も◎人形遊びを通じた人間関係の理解により、言語発達が進んだと考えられます。
参照元:マテル・インターナショナルとイギリスのカーディフ大学の共同研究
https://resemom.jp/article/2020/12/17/59554.html
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7560494/
参照元:パイロットインキ株式会社と慶應義塾大学の共同研究
https://www.mellchan.com/kokoiku/2020/
https://www.pilot-toy.com/topics/docs/20180605.pdf
参照元:タカラトミーと東京学芸大こども未来研究所による調査・研究
https://kyodonewsprwire.jp/release/201303180579
https://www.takaratomy.co.jp/product_release/pdf/p120808.pdf
遊び方も重要?子どもの成長を促す人形遊びの3つのポイント
子ども成長を促すなら、人形遊びを工夫しましょう!人形遊びをするときに、以下のポイントを心がけるのがおすすめですよ!
1. まずは大人から、人形の気持ちを代弁してあげる
子どもは2歳ごろから短い文を話し始めますが、自分の気持ちをうまく言い表せません。そこで、大人が人形の気持ちを代弁してあげましょう。人形を通じて共感する気持ちが育てられ、他人の気持ちを理解するようになります。
2. 複数の人形を用意し、家族など異なる役割を演じられるようにする
子どもが人形遊びをしているなら、立場の違う人形を与えましょう。ママやボーイフレンドなどの人形を加えることで、子どもが社会生活を送るための力が養えます。ある実験では、ママの人形を持っている子はリーダーシップをとる傾向が見られ、ボーイフレンドの人形を持っている子は自己主張する傾向であることがわかりました!
今はママは家でパパは外、女の子は男の子と付き合う…のような決まりはないので、お子さんの好きなように役割を演じ分けをさせてみてあげてくださいね。
3. おもちゃなど、小道具を用意する
子どもたちに同じ空間を共有していると認識させるには小道具がおすすめです。小道具の効果により、友達と同じ空間で遊んでいると認識しやすく、いずれは意思疎通を図れるようになります。小道具には人形のほかに、おもちゃの食器やお医者さんセットなど、状況をイメージしやすいものや、見立て遊びの想像を広げられるような、着られなくなった洋服や靴などを用意しておくといいでしょう。
既存の人形と組み合わせ!子どもとの人形遊びにも使える、つくるんですのミニチュアハウス
つくるんですのミニチュアハウスは1/12スケールです。そのため、同じスケールの人形を持っていれば小道具として使えますよ。以下では小道具に適した3つのミニチュアハウスをご紹介します◎
料理を作るシチュエーションはおままごとにぴったり!「ミニチュアハウス キッチン」
「ミニチュアハウス キッチン」は、料理を作ったり、食べたりするおままごとに最適なミニチュアハウスです。シンクをはじめ、フライパンや調味料入れ、やかんといった多数の小道具が揃っています。完成のサイズはD165×W190×H187mmで、制作にはおよそ18時間がかかります。対象年齢は14歳以上推奨のため、大人が作ってあげるか、お子さんと一緒に作ってあげましょうね。
¥4,290
対象年齢:14才〜完成目安:20時間
かわいいスイーツのミニショップでお店屋さんごっこ「ミニチュアハウス デザート」
スイーツ店のごっこ遊びに使えるミニチュアハウスです。色とりどりのスイーツや、ポップな外観が子どもの遊び心をくすぐります。ミニチュアハウスのサイズはD210×W135×H150mmで、およそ15時間で制作可能です。こちらも対象年齢は14歳以上なので、お子さんと一緒に作ってあげましょう!
¥2,860
対象年齢:14才〜完成目安:15時間
人形を優しく寝かしつけ。同シリーズで組み合わせも可能な「ミッドナイトドリーム」
中世ヨーロッパ調の家具にパステルカラーの壁紙が映えるドールハウスです。同シリーズで組み合わせが可能なため、よりごっこ遊びの世界観が広がるはずですよ。
サイズはW300×D150×H160mmで、対象年齢は14歳以上推奨です。ちなみに、制作時間はおよそ20時間です。大人の趣味として製作しお子さんにあげるもよし、お子さんと一緒に作ってみるもよしです◎
¥5,280
対象年齢:14才〜完成目安:20時間
以前の記事:魅惑のミニサイズの世界♪小人のお家風ミニチュアハウスをつくろう
ミニチュアハウスを使った人形遊びをしよう
人形遊びが子どもに与えるよい効果についてまとめました。人形遊びは子どもの社会性や自他の認識、言語能力の発達に大きく影響します。取り上げた人形遊びのポイントを踏まえて、ぜひ、楽しいごっこ遊びに取り組んでください。また、小道具としてつくるんですのミニシュアハウスを使ってみるのもおすすめですよ!